稲沢市の歯医者「山本歯科医院」は虫歯治療・インプラント・小児歯科・
ホワイトニング・口腔外科などに力を入れております。

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※土曜日午前の診療時間は8:30〜13:00になります。

お知らせ
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むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その21

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎歯みがきは食後でなければならない?

もう30年以上前になると思いますが、あるお医者さんが健康に関する本を書き、ベストセラーになりました。その中に、歯垢のpHが落ちて歯が溶ける前に歯を磨いて酸をとってしまわなければならないと書きました。

むし歯のことを知らないお医者さんがとんでもない間違いをするものだと思いましたが、そのうち「一日3回、食後3分以内・・・」と言う歯磨きに関わる話が広がっていきました。

下図を見ると。食後ではなく食べ初めてから3分以内にpHが下がるのです。この論理によると、食べ初めてから3分以内に歯を磨かなければならないのです。

ほぼ不可能な話です。

 

 

2019/04/30 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その20

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎歯みがきだけで、むし歯予防はできるの?

「あなたはむし歯予防のために何をしていますか」との答えに、「歯を磨いています」と言う患者さまが最も多いようです。

しかし、普通に歯を磨いただけでは、歯垢の40~60%は残ってしまうと言われますことに、むし歯が多い歯の溝の部分には、歯ブラシの毛先が入りません。次にむし歯が多い歯と歯の間の歯垢もとれにくいものです。

一生懸命に歯磨きしたあと、歯間ブラシやフロス(糸楊枝)を使ってみると、たくさんの歯垢や食べ物のかすが残っているのに気付くでしょう。下図のように、歯磨きの回数で、それほどむし歯の発生率が変わるわけではありません。

国際的な歯科研究者のあいだでは、歯磨きは歯周病の予防には効果が大きいが、むし歯の予防にはあまり効果がないということになっています。

 

2019/04/29 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その19

 

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎砂糖の消費量を減らすとむし歯が減るのでしょうか?

むし歯を予防するために砂糖の消費を半分にしたと自慢する人がいます。しかし、砂糖の消費量よりは、食べる頻度とその時間の方がむし歯の発生には遙かに大きな影響を与えます。

下の図は、スウェーデンのビペホルム精神病院で行われた有名な実験で、患者さんに砂糖入りのお菓子を食事の時間だけ与えてときと、間食に与えたときのむし歯の発生率を観察したものです。

破線で表す食事の時間に食べたときはあまりむし歯は増えませんが、同じ量のお菓子を実線で表した間食に食べると、むし歯が急激に増えることがわかります。

8個の3倍(24個)のトフィー(キャラメルのようなお菓子)を食べても、食事の時間に食べると、間食に8個を食べるときよりも、むし歯はずっと少なくなります。

大事なポイントは砂糖を頻繁に食べ、歯垢のpHを下げっぱなしにする方が、どうせpHが下がっている食事のときに砂糖を食べるより、遙かにむし歯になりやすいことが理解できると思います。

 

2019/04/28 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その18

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎お菓子を食べた後にお茶を飲めば歯に安全なの?

先述したように、チューインガムを咬むと唾液の分泌が促進され、歯垢のpHを上昇させ、歯の修復を促進することができます。同じように、梅干しやスルメも唾液の分泌を促進しますから、砂糖の溶液を飲んだあとにこれらのものを食べると歯垢のpHが上昇してきます。

よく、羊羹を食べても、そのあとにお茶を飲んで糖を薄めればよいようなことを言っている人がいます。 しかし、下図の矢印(砂糖)のところでお茶を飲んでも、歯垢のpHはさっぱりあがりません。唾液の緩衝能(酸を中和してpHを上げる力)に比べれば、お茶にはほとんど緩衝能がないからです。

昨日の記事の水うがいの例もそうですが、これらのデータは、逆に、唾液の偉大さを改めて感じさせるものです。

お茶の中に、むし歯を予防する作用のあるフッ素が入っていますが、万能ではありません。

2019/04/27 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その17

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎歯に危険なのは甘いお菓子だけなのでしょうか?

むし歯についてはお菓子にだけ気をつけていればと考えている人が多いのではないでしょうか。実はお菓子以外にも歯に危険なものが多いのです。

例えば、のど飴やトローチの類、そして子供用のシロップに溶かした薬などです。

トローチはできるだけゆっくり舐めるものですから、砂糖が入っていると長い時間、歯垢のpHが低下し続け、むし歯になり易くなります。子供用のシロップ系の薬は、飲んだあと眠ってしまうことが多いので、大変危険です。

下図のように、シロップを口に入れると歯垢のpHは低下してしまいます。しかし、薬を飲ませないわけにはいきませんので、そのあとに水でうがいをさせてシロップを流し出してしまえばと考えて、図のように7回もうがいさせました。しかし、シロップによる歯垢pHの低下を防ぐことはできませんでした。

日本では、消費者と製薬会社の関心が薄いため、砂糖入りで売られていたりします。

 

 

2019/04/26 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その16

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎キシリトールが(50%以上)入っていれば、むし歯予防効果があるのか?

最近、新聞やテレビの報道でキシリトールの濃度が50%以上なければむし歯予防効果がないように言われています。

たとえキシリトールが95%入っていても、砂糖が5%入っていれば、歯垢のpHを危険ゾーンにまで低下させ、むし歯を起こす可能性があると先述しました。

夜寝る前に砂糖を含んだおかしなど食べたりしたら、とんでもないことになります。

下図のように、キシリトールを15%(他にソルビト-ルを含む)含んだガムを咬んだ人でも、65%含んだガムを咬んだ人と同じように、むし歯の発生がガムを咬まない人(Control)よりも減っています。

食品のウ蝕誘発性はキシリトールの量だけで決まるのではありません。食品全体として評価しなければならないのです。

2019/04/25 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その15

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎キシリトールは、むし歯を治すのか?

よく、キシリトール入りのガムを食べるとむし歯が治るような話を耳にします。

キシリトールなど酸をつくらない甘味料を含むチューインガムを咬むと、歯垢のpHを下げることなく唾液の分泌が促進されます。その結果、唾液に含まれるリン酸やカルシウムが歯に沈着して歯の修復を助けることがわかっております。

これは、キシリトール自身が歯の修復を助けるのではなく、pHを下げることなく唾液の分泌を促進した結果です。

ですから、これまで多く使われている酸の材料とならない甘味料で味付けしたチューインガムを咬んでも同じ効果が見られるのです。

2019/04/24 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その14

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎ キシリトールには抗齲蝕誘発性はあるのか?

キシリトールには抗齲蝕誘発性、すなわち、砂糖などのむし歯を起こす力をうち消す作用があるようなことが言われています。

下の図は、0.5%の砂糖を人の歯垢の上に滴下したときと、0.5%の砂糖に9.5%のキシリトールを加えて、滴下したときの歯垢中のpH変化を調べたものです。砂糖の20倍ものキシリトールを加えても、砂糖による歯垢のpH低下を抑えることはできません。

これでは、残念ながらキシリトールに抗齲蝕誘発性があるとは云えません。

2019/04/23 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その13

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎甘いものを食べても、キシリトール入りのガムを咬めばむし歯にならない?

チューインガムなどよく咬むことを必要とするものを食べると、唾液の分泌が促進されます。ブログ内で先述したように、唾液が分泌されると、その緩衝作用によって酸が中和され、歯垢のpHがあがります。

それゆえ、ジュースのようなものを飲んだあとに、酸の材料となるような糖を含まないチューインガムを咬めば、歯垢のpHは上昇し、歯は修復されます。しかし、飴のように糖の濃いものを食べたあとには、容易なことでは歯垢のpHはあがりません。

ジュースならばいつでも上昇するわけではありません。歯垢のつく場所によっては、唾液の達しにくいこともあります。

食事をしたあとや、コーヒー、ジュースなどを飲んだあとに、 「歯に信頼マーク」の付いたガムを咬むのは悪いことではありません。むしろ、勧めるべきことでしょう。しかし、これに頼り切ってはいけません。

2019/04/22 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その12

こんにちは

稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。

◎キシリトールは「天然素材甘味料」なのでしょうか?

キシリトールの宣伝に、よくこの糖は「天然素材甘味料」であるとの表現がされます。「人工甘味料」と言われるよりは、安全な感じがします。

キシリトールは天然物であるトウモロコシの芯を素材として、右図のような化学工程を経てつくられますから、これは、いわゆる人工甘味料です。

天然物の中にもキシリトールを含むものがあるという点では、天然には存在しない甘味料とは違いますが。天然物を素材としない人工物などありません。この言葉は、「天然」と言う言葉が入ると消費者が安心するという錯覚を利用したまやかしの言葉です。

トリカブトの毒も、マムシやフグの毒も天然物です。天然すなわち安全というわけではありませんし、人工物すなわち害があるということでもありません。

2019/04/21 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ

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