パニック障害と歯科治療
土曜日
とあるパニック障害の患者さんの歯科治療をしました。
同じ病名でも程度によってさまざまなので歯科治療も通常通りできる患者さんもおられますし、治療用の椅子にも座ることができない患者さんもおられます。
本日の患者さんは椅子には座れるけど、その時点で心拍数の増加、発汗、震え、悪心、吐きけなどを訴えます。
とても水平位にはできませんし、口腔内にはデンタルミラーを数秒だけ入れることができる程度です。
初診時に自発痛のある齲蝕歯があり、相談の上、静脈内鎮静法を併用した歯科治療を行うことにしました。
座位で点滴のラインを取り、モニター下で薬剤を注入して水平位へ。
あとはびっくりするくらいスムーズに歯科治療も完了できました。
ブログで文章にしちゃうと簡単なことですが。
開業歯科医院の効率、経営の面からすると、こういった処置は保険診療内では結構大変なんです。
しかし、私の得意分野ですし、ウチが最後の砦と考えて積極的に取り組んでいます。
地域のかかりつけ開業歯科医としてやりがいをまた感じた一日でした。
2012/10/13 | 歯科診療について