歯科用コーンビームCT

高精度の歯科治療・インプラント治療を提供するために

CTとはコンピュータ断層撮影とも言い、放射線などを利用して物体を走査しコンピュータを用いて処理することで、物体の内部画像を構成する技術・機器のことです。
「断層撮影」の名前のとおり、本来は物体の(輪切りなどの)断面画像を得る技術ですが、これらの検査技術は単に断面画像として用いられるのみでなく、画像処理技術向上によって3次元グラフィックスとして表示されるようになりました。
通常のレントゲン撮影では2次元の平面画像からの情報しかわからず、「奥行き・厚み」の診断が非常に困難でした。

山本歯科医院では精度の高いインプラント治療・歯科治療を行うために、2010年最新型のコーンビームCTを導入しました。医科用のヘリカルCTの50分の1の低被爆で、医科用のヘリカルCTより精密な画像が得られます。山本歯科医院ではインプラント治療をはじめ、一般歯科、口腔外科治療にも必要に応じてCTを利用しております(通常のレントゲン撮影のほうが診断しやすい場合もあり、必ずしも全員の患者様に撮影はしておりません)。

以前から山本歯科医院ではインプラント治療では、必要なケースにおいて医科用ヘリカルCTによる術前審査を行ってきました。以前は稲沢市民病院に依頼して撮影していましたが、3つの問題点がありました。一番目に医科用のヘリカルCTは放射線被爆量が多いため何度もの撮影は問題がある。二番目に外部病院に依頼するため時間がかかる。三番目に一回の撮影で2万円から4万円程度の撮影料ががかかり、患者様の費用負担がかかる。今回、自分の医院で所有することにより上記の問題がすべて解消されました。

 コーンビームCTが日本国内で販売されてから既に数年が経過しました。発売してすぐに購入しなかったのには理由があります。初期型のコーンビームCTはまだ現在ほど性能が良く無く、医科用のヘリカルCTの方が診断するのに有利であると考えたからです。当時のコーンビームCTはII管と言われる方式でエックス線をレンズで屈折させて像を結ぶタイプで、得られる画像に歪みが大きかったのです。イタリア製のニュートムや日立製のCTはこの方式です。

 それに対してモリタの3DXフラットパネル方式は、レンズにより放射線の加工をしないので高精度な画像を得ることができました。当院が導入したヨシダのファインキューブ はモリタの3DXと同じ「浜松ホトニクス社」製の大きなフラットパネルを使用することにより、左右の大臼歯を一回の撮影で同一画面で表現することが可能です。また、エックス線管の焦点の大きさを モリタの3DXの0.5ミリから0.2ミリに縮小することにより、精細な画像で有名なモリタの3DXより高精細な画像を得ることが可能で、事実上現在世界で最も精細な画像を得ることの出来るCTの一つと考えています。

 また浜松ホトニクス社製の大きなフラットパネルは世界で一番高精度であると同時に、世界で一番高価なパネルです。日本他社のCTもフラットパネルを使用していますが浜松ホトニクス社製パネルは高価なためアメリカ製の安価なパネルを使用しています。今後はどんどん新製品が出てくると考えられますが、新製品の開発方向は低価格化への方向に向いており、撮影品質でこの装置を上回ることはしばらくはないと思われます。

上記文章は同じ機器を使用している名古屋市の吉岡先生のHPを一部参考にしております。