むし歯の原因(砂糖)と予防法を確認 その23
こんにちは
稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
◎妊娠中は胎児にカルシウムを足られ、歯が弱くなる?
多くの人は、母親は妊娠中には胎児にカルシウムをとられ、その結果歯がむし歯になりやすくなると思っているようです。
しかし、むし歯の起こるエナメル質はほとんどが石のようなリン酸カルシウムでできており、細胞は全くありません。カルシウムが不足したという情報は、骨の細胞に伝えられ、そこで、骨細胞が骨を溶かして血液中にカルシウムを出してやりますが、細胞のないエナメル質を溶かすことはできません。
妊娠中の犬にカルシウムの少ない餌を与え続けると、骨はナイフで削れるほど柔らかくなったが、歯には全く影響がなかったと言う実験(Fisch:1932)は、このことをはっきり示しています。
2019/05/02 | むし歯の原因(砂糖)・予防 , 院長ブログ