マウスガードについて
マウスガードは、弾力性のある軟らかい材料からできており、外形はU字形をしており通常は上顎に装着します。
マウスガードに使用されている材料自体が、外部からの衝撃を吸収することでプレー中、ボールや他の選手にぶつかった時、歯の損傷や唇の裂傷などケガを予防する役割をはたします。
また、上下の歯が、正しくかみ合わさることで、より強い力でかむことができます。歯を食いしばることは、首の周りの筋肉の緊張を高め、頭や首を強く固定し外力の衝撃を和らげる。このため、タックルなどで起こる脳しんとうや、ヘディングによる首の損傷を予防することができます。
マウスガードは、主に市販品と歯科医院で製作する二種類があります。
市販品はスポーツ用品店などで入手出来ます。
自分で調整するため精密に適合させるのに慣れが必要です。
一方、歯科医院で製作するカスタムメイドタイプのマウスガードは、
本人の口にあった、適正な噛み合わせを考慮して作ります。
マウスガード価格
小中学生 |
・・・3,300円(税込) |
高大学生 |
・・・4,400円(税込) |
一般 |
・・・5,500円(税込) |
※競技種目によって多少異なることがあります。
※制作前に虫歯などの歯科治療が必要なケースもあります。
装着が義務化されているスポーツ
ボクシング、キックボクシング、インラインホッケー(20歳以下)、ラグビー(一部)、
アメリカンフットボール、空手(一部)など
装着が有効なスポーツ
柔道、アイスホッケー、綱引き、バスケットボール、自転車、水球、スキー、相撲、野球、
ウェイトリフティング、サッカーなど
マウスガードを使用することで全ての競技者が、使用しない時と比べ強い力が出せたり、体の揺れが減少したりするわけではありません
あくまでも個人差があるということです。最後に、プロの用具という印象が強いですが、乳歯と永久歯が混じり、歯並びが不安定な学童期にこそ
ケガ予防に取り入れてほしいですね。
(本文は一部 「マウスガード製作マニュアル」(クインテッセンス出版)を参考にしています。