インフルエンザ予防に「歯磨き」の効果 その11(終)
こんにちは
稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
約10日間にわたってインフルエンザの予防に関してまとめてみました。
これだけ医療が発達してきているのに、集団感染まで引き起こしてしまう。
治療薬剤の進歩も素晴らしいのですが、やはり予防が大切。
従来の予防方法に加えて、起床時すぐの歯磨きを加えてみて欲しいです。
ずっと以前から、私は朝の口腔内の乾燥とネバ付きが嫌いなのでいつも起床時すぐに磨いています。
お知らせ
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
約10日間にわたってインフルエンザの予防に関してまとめてみました。
これだけ医療が発達してきているのに、集団感染まで引き起こしてしまう。
治療薬剤の進歩も素晴らしいのですが、やはり予防が大切。
従来の予防方法に加えて、起床時すぐの歯磨きを加えてみて欲しいです。
ずっと以前から、私は朝の口腔内の乾燥とネバ付きが嫌いなのでいつも起床時すぐに磨いています。
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
インフルエンザの予防方法
⑤適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、空気の通り道である気道(鼻・口・のど・気管・気管支)の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果があるといわれています。
また、マスクをすることは、気道内の粘膜の湿度を保つ上でも有効です。
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
インフルエンザの予防法
④外出後の手洗い・うがい
インフルエンザに感染した人が咳を手で押さえた後や、鼻水を手でぬぐった後に、ドアノブ、スイッチなどに触れると、その触れた場所にウイルスを含んだ飛沫が付着することがあります。
その場所に別の人が手で触れ、さらにその手で鼻、口に再び触れることにより、粘膜などを通じてウイルスが体内に入り感染します。これを接触感染といいます。
接触感染を避けるため、人が多く集まる場所から帰ってきたときには流水・石けんによる手洗いと、うがいも心がけることが大切です。
また、インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒効果が高いので、アルコールを含んだ消毒液で手指を消毒することも有効であるといわれています。
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
インフルエンザ予防法について
③人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に高齢の方や妊婦さん、疲労気味や睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
インフルエンザの感染経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染があります。飛沫感染は、感染した人が咳をすることで飛んだ、飛沫に含まれるウイルスを、別の人が口や鼻から吸い込んでしまい、ウイルスが体内に入り込むことです。
やむを得ず人混みに入る場合は飛沫感染防止のために不織布製マスクを着用し、人混みにいる時間は極力少なくしましょう。
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
インフルエンザ予防法
②十分な休養とバランスのとれた食事
疲労や睡眠不足などで抵抗力が落ちていると、インフルエンザにかかりやすくなることがあります。 十分な休養と栄養バランスのとれた食事を心がけ、体の抵抗力を高めることは、インフルエンザの予防につながります。
当たり前のことですが、しっかり食べてしっかり寝ることです。
少し体調がおかしいな、と思ったら、体を休めることです。
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
「そのほかのインフルエンザ予防方法」も少しまとめておきましょう。
ワクチンを打ってもインフルになる人はいますし、ワクチンを打たなくてもインフルエンザにならない人もいます。しかし、たくさんの人を集めてデータを取ると、ワクチンを打ったほうが打たないよりも、確実にインフルエンザにはなりにくいというデータが出ています。
なので、インフルエンザの予防接種は、高齢者や乳幼児、基礎疾患を持っている人など「ハイリスク者」が、入院や死亡などの重篤な状態になるのを防ぐのには有効であるといえそうです。
感染阻止や発症阻止に100%効果があるとは断言できませんが、感染拡大を防ぐためには、できるだけ多くの人が予防接種を受けたほうがよいと言えるわけです。
私は毎年予防接種しております。
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
「まとめ」 インフルエンザの予防としては朝起床時朝食前の歯磨きが好ましい。
理由は寝ている間に口腔内は乾燥し、より繁殖した菌をすぐに除去することで、朝食とともに体内に菌やウィルスが体に入り込むのを予防できるのです。
虫歯予防という点では食後の歯磨きが好ましいので、朝は食前・食後に歯磨きできれば120点です。院内新聞96号にもまとめました。
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
奈良県歯科医師会の調査で、介護施設で歯科衛生士が高齢者に対しブラッシングや舌磨きの指導を実施したところ、通常の歯磨きをしていた施設に比べてインフルエンザ発症率が10分の1に激減することが示された。
インフルエンザ流行の予測が困難になっており、薬剤耐性ウイルスの問題も深刻化している。ワクチンや薬剤によらない新たな感染予防および重症化対策が求められています。
我々歯科医療のチームならではの「得意技」が発揮できるわけです。
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稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
ちょっと専門的な話になりますが。。。。
日本大学歯学部の研究によると、口腔内の細菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素を出すため、口腔内を不潔に保っているとインフルエンザに感染しやすくなります。また、歯周病による炎症もウイルス感染を促進させてしまいます。
さらに、インフルエンザウイルスは口腔内雑菌の出す「ノイラミニダーゼ」(NA)という酵素を介して増殖します。タミフルやリレンザなどはNAの働きを妨げることでウイルスの感染拡大を防ぐ抗インフルエンザ薬です。
NAを介してインフルエンザの感染は拡大するので、口腔ケアを行ない口腔内雑菌を減少させることで、口腔内雑菌が産生するNAの発生を少なくすれば、インフルエンザ感染を抑制できる可能性があるわけです。
こんにちは
稲沢市 山本歯科医院 院長山本です。
少し前に「起床時、朝食前の歯磨きがインフルエンザの予防に効果的」とTVで紹介されたことがありました。
きちんとした口腔ケア(歯磨き)を行わないとインフルエンザに感染しやすくなり、感染した場合はインフルエンザ治療薬が効きにくくなる可能性があります。
意外にも「歯磨き・口腔ケア」が予防効果を高めることは、あまり知られていません。